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わお!なミュージカル 第5回ATC クリスマス子どもミュージカル(12月24日 南港ATCサンセットホール)

2017/12/25 カテゴリー:イベントレポート 
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF 

クリスマスイヴに南港ATCサンセットホールで子供たちによるミュージカルが行われました。演じたのは創作音楽劇団「わお!」のメンバーに、一般公募による子供達が加わった合同チームです。

子供たち自らストーリーを考え、道具作りやアドリブなどの演出なども考えるそうです。子供の発想力には驚かされます。今回のストーリーは、サンタクロースがなんと、オネエという設定です!

「わお!」代表の楽ようこさんは「5年前からこのスタイルでチームを組んでいます。ストーリー作り、演出も自分たちで考える集団です」

前日に公募で選ばれた子供たちと一緒に、演技、効果音、道具製作の3つのユニットに分かれて準備に入ります。それぞれのユニットにはリーダーがいて皆をまとめます。

衣装も道具も子供達で作ります。どんな衣装なら観客に伝わるだろう、と皆で相談し、子供ならではの視点で製作に入ります。

上原美千枝先生による演技指導。子供たちは、親しみを込めてみっちーと呼んでいます。子供のころから劇団で活躍し、豊富な経験から子供たちを導きます。

のりりんこと松島祝子先生は音楽担当。教員として長年音楽教育に携わってきました。子供たちに、発声の仕方や、劇中の効果音の作り方などを指南します。

コアとなる「わお!」のメンバーが基本のシナリオなどを用意しています。それでも急造チームなので、たった2日でどこまでチームが仕上がるかハラハラします。

言葉と身体の動きが一体となって初めて、人に伝わる演技ができます。自分の言葉、身体の動きを、最大限に発揮することを楽さんは指導されています。

全員揃ってリハーサル。本番まであと2時間余り、ここでは全体的な流れのチェックと自分の役割を確認することです。「それでも70%程度でしょうね」と楽さんは見積もります。

いよいよ本番、今年で5回目ですが、初めての参加の子もいます。リハーサルと本番はちょっと勝手が違うようです。スポットライトが当たるとどうしても緊張してしまう子はいます。

緊張で頭が真っ白になり、自分のセリフを忘れる子もいるそうですが、「誰かが必ずフォローしてくれます。それがこのチームの良いところです」と楽さん。

高学年ともなれば、観客を目の前にしても、堂々と自分の演技しています。自分を表現するということを日頃から実践しているからこその演技なのでしょう。

本番で舞台の模様替えも子供たち自ら行います。時には段ボールの置き場所を間違えたり・・・・でも誰かが気付き、すかさずフォロー。これが楽さんの目指すチームです!

音楽ユニットが効果音を奏でます。事前に演技ユニットとの打ち合わせはなく、リハーサルで初めて音を出します。本番ではタイミングよく様々な音を出せるかな。

時間と共に緊張がほぐれて、子供たちがノッてくるのが感じられます。やはり子供たちの能力は侮れません。フィナーレが近付くにつれ、全体がまとまってきました。

楽さんの指導方針は、子供たちの意思を尊重すること。決して上から命令することはなく、子供が考え実行するためにサポートする程度。これが考える力、表現する力、他人を思いやる気持ちを引き出しています。

詰めかけた観客の前で堂々と自分たちのステージを披露しました。劇団「わお」は定期的にステージを行います。経験を積むたびに子供たちは成長します。

 

子どもの創作音楽劇団 「わお!」
対象者 : 3歳~中学3年生
活動場所 : わお!子どものお城(箕面市)、るりホール(豊中市)、南港サンセットホール(住之江区)
2018年度の団員募集を開始致しました!
https://www.rakushowongakuhiroba.com/

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