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TJが見せた、ノーサイド寸前の劇的決勝トライ! NTTドコモ 22ー17 リコー (ラグビートップリーグ第3節=花園ラグビー場)

2021/03/08 カテゴリー:NTTドコモ レッドハリケーンズ 
by SUMI SUMI NAVI CLOVER STAFF 

 

3月6日(土)ラグビートップリーグは第3節でNTTドコモレッドハリケーンズは、リコーブラックラムズを迎え撃ちました。一進一退のゲームは、劇的な幕切れに。

コロナ渦で入場者数が限られるも、熱心なファンがラグビーの聖地に詰めかけた。開幕から2連勝のレッドハリケーンズが迎え撃つのはリコー。前節、粘り強く戦いヤマハを下し波に乗っているだけに、タフなゲームになりそうだ。

FW戦で激しくぶつかり合う両チーム。一進一退だったがリコーがボールを奪い、スタンドオフのアイザック・ルーカス(10)が抜け出し、リコーに先制トライを奪われた。

FW戦の見どころはスクラム。前半25分、先程はリコーに押されたので、お返しとばかりに押し込むレッドハリケーンズFW。リコーのフロントローが浮き上がるほどの強烈な押し。これでリコーの反則を誘った。

前半終了間際、レッドハリケーンズゴール前の大ピンチ。リコーのオープン攻撃を、WTB小林が狙いすましたかのようにインターセプト。そのまま80mを走り切って無人のリコーゴールに飛び込んだ!ゴールも成功し、前半を7-5と逆移転して折り返した。

おなじみのパワフルな縦突破型CTBのパエア ミフィポセチ(12)も、この日はパスの意識が強く、このようなシーンが何度か見られた。その理由は左WTB(11)の決定力を生かすため。それが後半開始早々に実った。

レッドハリケーンズ左WTBのマカゾレ・マピンピ(11)。2019年のW杯では優勝した南ア代表として、その雄姿を覚えている方も多いはず。後半開始直後にパエア ミフィポセチからのパスを受け、30mを独走してノーホイッスルトライを奪う(12-5)。

リコーのスタンドオフ、アイザックルーカス(10)を2人がかりでタックルするレッドハリケーンズのディフェンス。ルーカスを自在に走らせてしまったことが大苦戦の要因だった。

レッドハリケーンズフッカーのフランコ マレー(2)。前半シンビンで1人少ない10分間もFWをよくリードした功績は大きい。後半18分には、リコーゴール前5m付近で粘り強く攻めてトライを奪った。17-5と突き放す。

レッドハリケーンズFBのトム マーシャル(15)。タイミングのいいライン参加でチャンスを演出し、何度もリコーのゴールを脅かした。終了間際には、TJの決勝トライを引き出すラストパスを放つ!

試合終了間際、リコーに自陣ゴール前に攻め込まれるピンチ。引き分けかと思われた瞬間、リコーボールを奪ったレッドハリケーンズが攻める。FBマーシャルがリコーディフェンスを突破し、フォローしたTJペレナラが40mを走り切りゴールに飛び込んだ。

会心のトライを挙げ、勝利の雄たけびを上げるTJ。 これがラストプレーとなり22-17でノーサイド。こんな劇的な幕切れを一体誰が予想しただろうか!

開幕3連勝を飾り、スタンドのファンに拍手で応えるレッドハリケーンズの選手たち。今日の観客は、TJペレナラ(中央)のプレーを存分に堪能できたはず。ピンチを救うディフェンス、チャンスメイキング、仕上げは自分で決めるなど、現役オールブラックスの力を存分に見せてくれた。

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